アンテナの放射電界強度

空中線の利得とは与えられた空中線の入力部に供給される電力に対する与えられた方向に於いて、同一の距離で同一の電界を生じるために基準空中線の入力部で必要とする電力の比をいう。この場合に於いて別段の定めがない場合は空中線の利得を示す数値は主輻射の方向における利得を示す

何とも理解しずらい言い回しだが、要するに基準空中線との比がなければ利得を表せないから（利得logは何かとの比だから）です。

アンテナの放射電力がＰrのとき、そのアンテナから距離ｄ[ｍ]の地点における電界強度は
$E=\frac{9.9\sqrt{Pr}}{d}$ となります。

$E=\frac{7\sqrt{GPr}}{d}$ となります。

これからわかる遠方地点の電界強度は

したがって、距離が一定の場合、空中線電力がｎ倍になると電界強度は $\sqrt{n}$ 倍になります。

送信アンテナからの放射電力を５Ｗから200Ｗにした場合受信点の電界強度が増加する割合は下記の通りになります

$10log40=x\\10log(4*10)=x\\x=10(0.6+1)\\x=16dB$

電界強度Ｅの電波を実効長Ｌのアンテナで受信したときのの電圧Ｖは

$V=EL$

そのアンテナの受信機の受信入力端子の電圧は

$V=\frac{EL}{2}$ となります。

半波長ダイポールの場合は $\frac{\lambda}{\pi}$

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