自作・アンテナ編

ヘンテナ

シングルのヘンテナ

ヘンテナというアンテナの記事があったので2mで作成してみる。

アルミパイプと同軸5D2V、M型のコネクタを購入

作成していくうちに、アルミパイプだと半田付けが出来ないことに気がついた。
パイプの接点は、ミゾを作って、ここへ細いパイプをはめ、テープで固定したので何とも格好悪いヘンテナになってしまった。

SWRは1.3以下にはならず、ヘンテコアンテナになってしまった。

2作目は、銅パイプで作ることにした。ホームセンターで4φくらいの細い銅パイプを3本調達、その4φに被さる楼に6φくらいのパイプを1本購入。
1.5D2Vを20m、M型コネクタを1ヶ

パイプは1メートルのもので\frac{1}{2}\lambdaには3.5cmほど足りないが、ヘンテナ自体はそれほど微妙ではないようなので、思い切って1mで作成してみる。
今度は半田付けが可能だ、角の4隅はしっかりと半田で固定、特に給電部は車や野外での運用を考えていたので、しっかりと作成した。同軸ケーブルも細いものを使ったのには、こんな理由もあった。

給電部もうまくいった。
案の定SWRの調整も1.1以下と上々のできである。野外での活躍が楽しみだ。

写真画像は後日掲載するつもり

6エレのヘンテナ

1エレのヘンテナで気をよくして6エレに挑戦してみた。

R0011942.jpg

R0011945.jpg

ブームはグラスファイバーの竹竿約2.5m、アルミパイプのヘンテナx5、ラジエターは銅パイプを使用した。

いずれもホームセンターからの調達品、合計13,000円位かかった。

カクヘンテナ

50MHz FM用 GPよりも利得が高いものを目標にしました。

材料

作業は日中の強い陽ざしを避け、朝と夕方、日中はシャックで、バラン作成、同軸コネクタ作成など、時々発生するEsを聞きながらの一日でした。

夕方七時ごろに完成し、電波発射・・・EsでJA8と交信、その後ローカルさんにレポートを頂く、

R0012173.jpg

swr.jpg

GPとの比較

局名GPのRSヘンテナのRS
7L2EYN南アルプス5-1.55-3
JA0DCYY/1甲斐市5-35-9
JE1MIE南アルプス5-35-9+

SWR特性

ヘンテナの方が、約2〜3倍、3dBから4dB上回った結果となった。
SWR特性 中心が52.0MHzで1.0、SWR=1.5の範囲は50.3〜52.8MHz、約2メガの帯域幅を確保できている。
メインの51MHzではSWR=1.3

利得

\frac{5}{8}\lambdaGPアンテナの約2〜3倍程度の利得があるように感じる。
コメットのGPでは、50MHzで3dBiだから、その3倍と考えると、 10\log(3)=4.7dBだから3+4.7=7.7dBiぐらいであろう、コメットのHB9CVが6.3dBiだから、それと同等かそれ以上、3エレが8.4dBiだから、それ以下と思われる。

指向性

弱い指向性がある、受信レベルでS9→S9+10dBであった、受信電圧レベルで50μ→150μVであるので、 フロントとサイド比は、10\log\frac{150}{50}=10\log(3)=4.7dB
フロントとバック比(F/B比)はない。

s9.jpg

打ち上げ角

ヘンテナは打ち上げ角が高いと言われているが、その辺も不明。

交信感想

51.00メインチャンネルでは、いままで聞こえなかった信号がノイズと共に入ってきた。 試しに20KHz移動した51.02付近では全くの無信号であった。まぁ、何か信号を拾っていることは確かなのだろう。

昨夜メインにてCQを出し、大月の局が呼んでくれた、大月の局は水平5エレ八木、10Wであった、当局はカクヘンテの垂直であった、受信時はRS=45程度であり、当局も八木に切り替えて交信、GPでの確認は忘れた、

スミスチャートへプロット

hente.jpg

インターフェア

ヘンテナを使うとインターフェアーが起きやすい。
これについては、調査中

偏波

50MHz帯は、水平八木、GP,など垂直と水平が混在している状態で、アンテナによってはRSが大きく変わる。
このカクヘンテナは、垂直偏波用に設計作成し設置したものですが、垂直、水平共にエレメントがあり、ループの形状をなしているので、両方の偏波に強いはずと思っている、確かにローカル局とのQSOでは、八木アンテナに比べ了解度が良いです。


トップ   編集 凍結 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2023-10-31 (火) 09:17:04