ここを参考にしました→ http://www.ja2ptq.jp/blog/article.php?id=91
Rダイヤルは50Ωに合わせたまま、周波数を希望値を中心にゆっくり変化させ、メーターの振れが最小になる周波数に合わせる。
次に、Rダイヤルを50Ωを中心にゆっくり動かし、メーターの振れがさらに小さくなる位置に合わせ、周波数を再度微調整し、さらにRダイヤルを微調整し、メーターが最小値になる点を求める。
これがバランス点で、そのときの周波数がアンテナの共振周波数で、Rダイヤルの値がアンテナインピーダンスを示す。
アンテナの共振周波数が希望値より高ければアンテナは短すぎ、低ければ長すぎであるから、エレメントの長さ、ローディングコイルのタップ等を調整し、まずアンテナの共振周波数を希望値に合わせる。
次に、マッチング回路を調節して、R=50Ωでメーター指示が最小になるようにする。
マッチング回路を調整するとアンテナ共振周波数が変化することがあるので、測定、調整を繰り返し希望周波数で、R=50Ωの時メーター指示が最小になれば調整完了。
この方法は、周波数を変化させてアンテナ共振周波数を求めるので、Xダイヤルは最小、C−LスイッチはOFFのままとする。
周波数を希望値に合わせたまま、Rダイヤルを回しメーター指示が最小になる位置に合わせ、次にC−Lスイッチをいずれか、メーター指示が減少する方向にたおし、メーター指示がさらに小さくなるようにXダイヤルを調整する。
さらにR,Xを交互に微調整してメーター指示最小のバランス点を求める。
この時のRダイヤルとXダイヤルの指示値が、アンテナインピーダンスの抵抗成分と、リアクタンス成分を示す。
X=Cであればアンテナインピーダンスは容量性のリアクタンスを持つのでアンテナは、その周波数に対しては短すぎ、アンテナ共振周波数は希望値より高い。
X=Lであれば誘導性のリアクタンスを持ち、アンテナは長すぎ。
まずアンテナの長さ等を調節して、X=0(OFF)でバランスするようにし、次にR=50Ωになるようにマッチング回路を調整し、これをくり返して、R=50Ω、X=OFFでメーター指示が最小になれば調整完了。