最近はモールスのみでフォーンを聞く事が少なくなってしまいました。
HFのリグにはAPFオーディオピークフィルターというフィルターが入っていて、通常聞いている600ヘルツにセットすれば600ヘルツだけをピックアップしてくれます。
普段、気にもせず聞いている音になれてしまっています。
それ以外の音はフィルターで減衰させるので、信号がまるで浮き上がってくるように、その効果は絶大です。
しかし、アイコムのリグにはそのような機能が付いていません。CWに力を入れていないからでしょうね。
私の使っているIC911はV/Uのリグですが、CW-N ナローにしてもノイズが気になります。
そこで、自作ですがAPFを付けたら快適で重宝しています。
最近、もっと良い回路のAPFがあるかなぁとネットで探していたら、キャリブレーションにありました。
JA2DNA 堀尾OMの回路です、CQ誌掲載の回路で、A1クラブの面々が試行錯誤してちょっと話題になった回路です。
で、
私も数年前にこの回路で作成したAPFを使っています。
私の場合は定数を変えて帯域を3段階に換えるようにしました。今回の回路はVRなので汎用性がありますね。
又、2段あるので帯域もフラットになりすぎず使いやすそうです。
この、キャリブレーションでは、キット販売していますので、2台目はキットから作ろうと注文しました。
受注生産との事なので本当にご苦労様としか言えませんが、工作の楽しみをいただけるキャリブレーションには感謝しています。
是非、注文して工作の楽しみとCWの楽しさを味わえる一石二鳥のキットをどうぞ
余談ですが・・・
DSPでフィルターする回路キットを貴田電子から購入して使いましたが、デジタルでフィルターするので切れは素晴らしいですがデジタルの堅いトーンでした。
でもこちら回路はトーンが自然に浮き上がってくるように聞こえました。デジタル化しないで、アナログそのままだからでしょうか?
これは移動用のAPFです。入力と出力レベルがイヤホーン用になっており、ヘッドホーンやスピーカーは出力不足です。
使ってみて
一段でも信号が浮き上がってくる、二段にすると、信号の力強さが増します。ノイズが殆ど気にならない程度まで落ちてくれます。
移動での交信にはとても重宝しそうです。
144メガのCWでテストしましたが結構シビアでQRHが有れば直ぐに分かります
(相手なのか自分なのか不明ですが)
固定局のアクセサリーに使うのであれば、ゼロイン回路とアンプ回路を追加すれば便利に使えます。
現在作成中です。完成したら報告させていただきます