資料室

Sメータの振れとパワーとの関係は

コンディションさえよければ100W→10Wの差はそんなに大きくはありません。
もし100W局と交信した時に10Wで送ってもらって比較して下さい。
受信点の電界強度はPのsqrt(P)に比例します

上記Sメータの変化=20\times{}\log\sqrt(\frac{10}{100})=-10[dB]になります。≠ Sメータに換算しますと経験値として-2位です。59→57位です。

受信機はS=9のとき、入力電圧は約50μV,

Sメータの1目盛りは約6[dB](2倍)で切られています。
(新上級ハムになる本P226,2006-7/1ハム問題集問題34参照)

①受信機のSメーター相対入力電圧になるよう換算

1.QRP方向の解説

今100W基準点で相互に交信していて、599と仮定。 相手局が10W(-10dB)にQRPしたとします。
S=-10/6=-1.7≒-2減り579へ。

更に0.1W(-30dB)ではS=-30/6=-5≒-5減り549へ。
0.1Wでも交信できますね。

更に0.001W(-50dB)では S=-50/6=-8.3≒-8減り519へ
0.001W(1mW)では交信は難しいかな?

基準点が10Wなら1WにQRPと読み替える。

2.QRO方向の解説

相手局が500W(+7dB)にQROしたとします。

S=7/6=1.2振れて+7dB,1000W(+10dB)≒10/6=1.7振れて+10dBの位置に来ます。
実際にはメーカー間の違い、QSB,QRN,電離層の状態‥‥等によりこの通りにはなりません。


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Last-modified: 2023-10-31 (火) 09:13:15