[[ハム活動記]]

*カワセミを追いかけて [#v82b9f7f]
''組合機関誌 新年号への寄稿文から''

&ref(./_DSC0059.jpg,50%); ダイビングの瞬間、くちばしが赤いのは♀。

昨年(2015年)の2月頃、偶然見かけたカワセミに夢中になってしまいました。~
以前から貢川にカワセミが飛んでいるという情報を聞いていたのですがなかなかお目にかかれませんでした。~
しかし、自転車で通りかかったときカメラマンのレンズの先には小さな小鳥が止まっていました。くちばしが長く、背中は緑色、お腹はオレンジ色、まるで宝石のような小鳥でした。

直ぐに家にカメラを取りに帰って、先ほどの場所に一目散に出かけましたが、既に飛び去った後でした。~
ガッカリです、カワセミもそんなに暇ではありません。まぁ仕方有りません。~
気を取り直して、そこで30分程一服していました。ふと気がつくと、止まって居るではありませんか。~
そーとカメラを構えて撮影しました。数枚取り終えたところで急に飛び出しました。慌ててシャッターを切りました。
「よーしやったぞ」意気揚々に家に帰って撮影データを現像してみました。

そこには、止まっている綺麗なカワセミの写真がありました、~
しかし飛んでいるカワセミの写真はありません。よーく見ると何やらオレンジの棒のようなモノが写っています。~
羽根の速度が速すぎて胴体だけが写っていたのです。手ぶれもひどくピントも甘いのでとても写真とは言えません。
そこで、スズメでテストしてみました。

シャッタースピードの問題ですから1/1000から徐々に上げていきました。1/1600秒以上ならOKでした。~
1600分の1秒のシャッタースピードを得るには感度もそれなりに上げなくてはなりません、ISOは1600以上になります。~
ISO感度を上げると画像が荒れます。~
カメラの設定は1/1600 ISO1600を基本にしました。

さぁ、再度のチャレンジです。土曜日の朝からいつものところで待っていました。待つこと1時間、見たことのある人が向こうから歩いてきます。東甲さん(石水さん夫婦)です。芸術の小径を散歩の様です。

更に待つこと30分、気がつくと止まっています。慌ててシャッターを切りました。~
「さぁ、そこから水中にダイビングしろ」と願ってカメラを構えましたが、なかなか飛び込んでくれません。~
疲れてカメラを下に降ろした途端にダイビング・・・。焦ってシャッターを切る。~
帰ってPCで確認しても、やはり写っていませんでした。

カメラの設定を、連写にしました、JPEG MODEなら高速連写も可能です。1秒間で5枚位は撮影できます。

日曜日に再チャレンジです。

長いこと待ってやっと撮影の機会が来ました、今までの失敗を生かして何とか撮影に成功したい気持ちで一杯でした。~
50枚ほど撮影しましたが、ほとんどピンボケ、その中で奇跡的に数枚どうやら見られる写真がありました

羽根もピタリと止まっています。ピンが少々甘いけど飛んでいる撮影に成功しました。~
嬉しくてたまらず友人にLINEで送りました。皆さんからは驚きの返事を頂き、更にテンションが上がってきました。~
毎週週末になるとカメラを持って出かけるようになると、カワセミ仲間が次第に増えてきました。

5年も追いかけているというベテランと仲良くなり写真を見せてもらうと、素晴らしい写真ばかりで「ビックリポン」です。

4月になるとだいぶ暖かくなりカワセミも繁殖の季節になるのでしょうか、見かけなくなったので一時休止しました。~
8月の終わりになるとカワセミの情報が入って来るようになりました。

カワセミを追いかけていると、習性も分かるようになってきます。~
鳴き声で何処にいるか、時間帯でどの辺にいるか、何処の枝木に止まるかなど分かってきます。

少しずつですが、写真のストックもたまってきましたが、まだまだ満足出来ません。

週末は恋人に会いに行く気持ちで朝早くから出かけています。

***私のカメラの設定は下記の通り [#z4ed8a1d]
-カメラ NIKON D3X
-望遠レンズ AF-NIKKOR 70-200 2.8G2 ED VR2
-シャッタースピードは1600分の1秒〜2000分の1秒
-ISOは画質が荒れない程度の高画質 ISO1600〜6400
-ピント AF 1点
-親指AF-ON 半押しAFはOFF
-シャッタースピード優先
-高速連写モード

皆さんもチャレンジしてみましょう、新しい発見がありますよ。

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