[[自作・アンテナ編]]

*ヘンテナ [#ca9026b1]

**シングルのヘンテナ [#z4fa3425]
ヘンテナというアンテナの記事があったので2mで作成してみる。

アルミパイプと同軸5D2V、M型のコネクタを購入

作成していくうちに、アルミパイプだと半田付けが出来ないことに気がついた。~
パイプの接点は、ミゾを作って、ここへ細いパイプをはめ、テープで固定したので何とも格好悪いヘンテナになってしまった。

SWRは1.3以下にはならず、ヘンテコアンテナになってしまった。

2作目は、銅パイプで作ることにした。ホームセンターで4φくらいの細い銅パイプを3本調達、その4φに被さる楼に6φくらいのパイプを1本購入。~
1.5D2Vを20m、M型コネクタを1ヶ

パイプは1メートルのもので&mimetex(\frac{1}{2}\lambda);には3.5cmほど足りないが、ヘンテナ自体はそれほど微妙ではないようなので、思い切って1mで作成してみる。~
今度は半田付けが可能だ、角の4隅はしっかりと半田で固定、特に給電部は車や野外での運用を考えていたので、しっかりと作成した。同軸ケーブルも細いものを使ったのには、こんな理由もあった。

給電部もうまくいった。~
案の定SWRの調整も1.1以下と上々のできである。野外での活躍が楽しみだ。

写真画像は後日掲載するつもり


**6エレのヘンテナ [#n06c1e8a]

1エレのヘンテナで気をよくして6エレに挑戦してみた。

&ref(自作・アンテナ編/R0011942.jpg,60%);~

&ref(自作・アンテナ編/R0011945.jpg,60%);~

ブームはグラスファイバーの竹竿約2.5m、アルミパイプのヘンテナx5、ラジエターは銅パイプを使用した。

いずれもホームセンターからの調達品、合計13,000円位かかった。


*カクヘンテナ [#f75be6c0]
50MHz FM用 GPよりも利得が高いものを目標にしました。
***材料 [#nf788745]
-L字のアルミ4mを2本 75cmずつ直角に曲げてビス留め、全長3m
-13ΦのVPパイプとチーズ ブームに使用
-バランはシュペルトップ 130cm
-5DFBの同軸使用 10m(少し短くてシャックへギリギリ間に合った)

作業は日中の強い陽ざしを避け、朝と夕方、日中はシャックで、バラン作成、同軸コネクタ作成など、時々発生するEsを聞きながらの一日でした。

夕方七時ごろに完成し、電波発射・・・EsでJA8と交信、その後ローカルさんにレポートを頂く、

&ref(自作・アンテナ編/R0012173.jpg,40%);~

&ref(自作・アンテナ編/swr.jpg,60%);~


**GPとの比較 [#s5c2e7f5]
|局名|GPのRS|ヘンテナのRS|
|7L2EYN南アルプス|5-1.5|5-3|
|JA0DCYY/1甲斐市|5-3|5-9|
|JE1MIE南アルプス|5-3|5-9+|

***SWR特性 [#d0b8686a]
ヘンテナの方が、約2〜3倍、3dBから4dB上回った結果となった。~
SWR特性 中心が52.0MHzで1.0、SWR=1.5の範囲は50.3〜52.8MHz、約2メガの帯域幅を確保できている。~
メインの51MHzではSWR=1.3

***利得 [#mf7d2907]
&mimetex(\frac{5}{8}\lambda);GPアンテナの約2〜3倍程度の利得があるように感じる。~
コメットのGPでは、50MHzで3dBiだから、その3倍と考えると、
&mimetex(10\log(3)=4.7dB);だから3+4.7=7.7dBiぐらいであろう、コメットのHB9CVが6.3dBiだから、それと同等かそれ以上、3エレが8.4dBiだから、それ以下と思われる。~

***指向性 [#m9fe176b]
弱い指向性がある、受信レベルでS9→S9+10dBであった、受信電圧レベルで50μ→150μVであるので、
フロントとサイド比は、&mimetex(10\log\frac{150}{50}=10\log(3)=4.7dB);~
フロントとバック比(F/B比)はない。

&ref(自作・アンテナ編/s9.jpg,30%);~

***打ち上げ角 [#h05c1377]
ヘンテナは打ち上げ角が高いと言われているが、その辺も不明。

***交信感想 [#f5aa2111]
51.00メインチャンネルでは、いままで聞こえなかった信号がノイズと共に入ってきた。
試しに20KHz移動した51.02付近では全くの無信号であった。まぁ、何か信号を拾っていることは確かなのだろう。

昨夜メインにてCQを出し、大月の局が呼んでくれた、大月の局は水平5エレ八木、10Wであった、当局はカクヘンテの垂直であった、受信時はRS=45程度であり、当局も八木に切り替えて交信、GPでの確認は忘れた、

***スミスチャートへプロット [#ca8ba3a0]
&ref(自作・アンテナ編/hente.jpg,40%);~


***インターフェア [#mc990f55]
ヘンテナを使うとインターフェアーが起きやすい。~
これについては、調査中

***偏波 [#l3f8efce]
50MHz帯は、水平八木、GP,など垂直と水平が混在している状態で、アンテナによってはRSが大きく変わる。~
このカクヘンテナは、垂直偏波用に設計作成し設置したものですが、垂直、水平共にエレメントがあり、ループの形状をなしているので、両方の偏波に強いはずと思っている、確かにローカル局とのQSOでは、八木アンテナに比べ了解度が良いです。

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