[[自作・アンテナ編]]

*HB9CV 50MHz用  2011-04-27 [#ca171f6f]
水平、垂直両用 30PFバリコンで中心周波数を調整します。ですからCWやSSB帯で使う50.100付近やFM帯で使う51MHz帯での合わせ込みも大丈夫(未検証)

実際に上げた場合に100KHzほどずれるので目標は50.1MHz

&ref(./HB9CV.jpg,30%);
**部品 [#c37e0a1c]
アルミパイプは18mmφ、VP管はVP20、ショートバーは1mm厚のアルミ板、コイルは2.0mmIV線です。
巻き数は図ではN=23とあるが、21.5回巻です。また、フィーダー線は何でも良いのですが、200Ωを使いました。~
エレメント固定金具は古い八木アンテナのものが駐車場に束ねてあったので、サブ取りをしてから使用しました。

**調整 [#t1c35036]
+エレメントに短縮コイルを取付、ヂップメーターで50MHz付近に同調しているか調べます。~
この方法として、短縮コイルに近づけて計測、またはエレメントにワイヤーを数ターンまいて計測する方法がありますが私は前者を選びました。~
+マッチング回路、VCを取付Raだけで計測します。VCの調整、この時にSWRが最低(私の場合は2くらいでした)、ディップメーターでも計測します、ディップ点が数カ所有り分からなくなりますが、ヒゲを1cmほど切り約1MHz周波数が上がったディップ点がそれですので、大体に合わせ込みました。
+Reエレメント+コイルもこの要領で合わせます。
+フェーズラインを取付、全体の調整にはいります、
+VCの調整、ヒゲのカット(切りすぎないように)、当局の場合Reエレメントのヒゲを調整したところ、なかなかSWRが落ちなかったのが、ガクンと落ちました。

これで調整は完了ですが、ご存知の通り&mimetex(f=\frac{1}{2\pi\sqrt{LC}});の公式のようにLやCは分母にあり周波数に反比例します。ですから、低い場所、建物の近くでは浮遊容量が増え中心周波数が下がります(約100KHz)ですからそれも考えて中心周波数を設定しています。


**画像 [#h704aed6]
|&ref(./R0012537.jpg,30%);|&ref(./R0012535.jpg,30%);|
|仮設置|短縮コイル、VP20に22.0ターン密着巻き|
|&ref(./R0012538.jpg,30%);|&ref(./R0012536.jpg,30%);|
|マッチングボックス|マッチングボックスのアップ|

**検証結果 [#vfb690ce]
***SWR値 地上高2mにて [#ka7e9d14]
|周波数|SWR|Xインピーダンス値|
|49.80MHz|1.6||
|49.90MHz|1.4||
|50.00MHz|1.3|62+9j|
|50.10MHz|1.3|69+0j|
|50.20MHz|1.2|82+0j|
|50.30|1.3|99+0j|
|50.40|1.4|113+0j|
|50.50|1.50|123+0j|
|50.60|1.6|124+0j|
|50.70|1.7||
|50.80|1.8||
|50.90|2.0||
|51.00|2.3||

同軸ケーブル:5DFV12メートル、アナライザーMFJ259

&ref(./swr.jpg,50%);

F/B比 スペアナGigaSTにて測定~
アナライザーの出力をアンテナに入力し、約100mの地点で測定した~
&ref(./R0012552.jpg,30%);


**感想 [#jb91f5e6]
太いエレメントとしっかりした金具で、かなり丈夫に作ることができ満足しています。~

なかなかSWRが下がらずにいましたが、Reのヒゲを切りつめたら、ストンとSWRが下がってくれました。
こうなればしめたもので、Raのヒゲを少しずつ切りつめてこの周波数にあわせました。

1センチで約800KHzでした、最後はミリ単位で調整でした。ふーっ疲れた!!

実際の運用では、中心周波数が50.3付近と推測しています、51.0MHでSWRが2以下であればFMも出せます。あくまでSSBとCW専用の50MHzアンテナHB9CVですが・・・

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