&color(blue){本日(&counter(today);)}; 昨日:&counter(yesterday); 合計:&counter(total);
[[ハム活動記/2017-10-02]]
*TDR計の制作と実測結果について [#a03f154f]
|&ref(./tdr-souchi.jpg,40%);|&ref(./sokutei1.jpg,25%);|
[[RFワールドの記事はここ>http://print-man.jp/~jr1gdy/DLL/TDR/TDR-kiji.pdf]]にあります。PDF3ページOCR編集済み
**実測結果 [#l4bd5903]
雑誌にはなるべく短めの同軸が良いとありましたが、手元にあった2.5mで実証実験にはいりました。
5DFB同軸2.5メートルを使用して計測した結果は下記の通りです。
**混乱 [#u4477b7f]
-2.5メートルのケーブルでオシロとTDRを繋ぐと波形が出てこない
-プローブを繋ぐとしっかりと表示される
***20cmのケーブルでは波形が出てくるので、それを使っての実証観察です [#u4bcd536]
|&ref(./NON-cable.jpg,20%);|&ref(./kaihou-Ein.jpg,20%);|&ref(./kaihou-EinP.jpg,20%);|&ref(./150-Ein.jpg,20%);|&ref(./150ΩEinP.jpg,20%);|
|1、同軸ケーブルを付けないで計測|>|2、同軸ケーブル5DFB2.5m 先端を開放|>|3、同軸ケーブル5DFB 先端に150Ω|
***プローブで計測(プローブは100MHz)調整済 [#h6e8db1b]
|&ref(./p-non-cable.jpg,20%);|&ref(./p-kaihou-Ein.jpg,20%);|&ref(./p-kaihou-EinP.jpg,20%);|&ref(./p-150-Ein.jpg,20%);|&ref(./p-150-EinP.jpg,20%);|
|4、同軸ケーブルを付けないで計測|>|5、同軸ケーブル5DFB2.5m 先端を開放|>|6、同軸ケーブル5DFB 先端に150Ω|
***同軸の長さを求めてみる [#edf0a5df]
2,3、の画像で最初の立ち上がりから次の立ち上がりまでが同軸の長さ、次の山が反射波ですので、最初の立ち上がりから次の立ち上がりまでの時間はおおよそ25nSです。
&mimetex(L=\frac{299.8\times10^{6}\times0.7\times23\times10^{-13}}{2}=104.93\times23\times10^{-3}=2.518m); ※0.7は同軸の短縮率
2.5m同軸とほほ一致しました。
同軸の短縮率は[[同軸ケーブルの短縮率を測定する]]を参考にして下さい。
***SWRを求めてみる [#p955a95c]
雑誌には定在波比ρがわかればVSWRが求められると書いてあります
150Ωで終端した場合SWRは3になるはずです。反射比から求めてみます
&mimetex(\rho=\frac{E_{ref}}{E_{in}}=\frac{Z_L-Z_0}{Z_L+Z_{0}});ですので、
&mimetex(\frac{150-50}{150+50}=0.5);で次式からSWR=3にはなる。
測定した表から求めてみると
&mimetex(\rho=\frac{0.34}{0.82}=0.415); ※0.5になればSWR=3になるのだが・・・
&mimetex(SWR=\frac{1+\rho}{1-\rho}=\frac{1.415}{0.585}=2.418); 3にならない(:-P。
***特性インピーダンスを求めてみる [#s863c3ae]
雑誌には&mimetex(\frac{1-\rho}{1+\rho}\times\.R);とあるので、
&mimetex(\frac{1-0.415}{1+0.415}\times150=\frac{0.585}{1.415}\times150=62\Omega); ※これも50Ωにならない。
**考察 [#x6b7b13b]
-混乱のところで述べた辺がどうも怪しい・・・アースなどの回路をチェックして再度の測定が必要(2017-10-02)
-2017-10-02 アース関係を調べたが異常なし。プローブを使いやすくするために端子出口をケースの外出るように改造した。
-2017-10-02 プローブでの検証をしてみた。感度はx10が良い、~
測定値は概ねケーブルと同じであった。TDR測定2に画像を保存。~
''プローブの方が感度が40%アップし見やすいので今後はプローブでの測定に統一する。''
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